Wio NodeをArduinoとして動作させる

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Wio Nodeとは

Wio NodeとはAndroid/iPhoneの専用アプリ、WioLinkを経由してセンサーやモーター等を動作させることが可能なWifiモジュールです。はんだ付けやプログラミング未経験の人でも、簡単にIOTを体験することができるようになっています。

通常はWioLinkでセンサー類を制御するのですが、Wio Nodeに搭載されているESP8266というマイコンArduinoとして動作させることが可能なので、今回Wio NodeをArduino化してプログラミングで制御してみました。

 

WioNodeの設定

Wio NodeをArduino化するには以下のものが必要になります。

  1. Wio Node本体
  2. USBシリアル変換モジュール ※こちらの変換アダプターを使用しました
  3. GROVEケーブル

 

pin配置は下記の通りになっています。画像はこちらのブログから引用させていただきました。

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USBシリアル変換モジュールとWio Nodeを下記のように接続します。

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Wio Nodeの設定は以上です。

 

IDEの設定

Arduinoの公式サイトからArduino IDEをダウンロードします。今回は1.6.11を使用しました。(2016/9/8現在)

インストールが完了したらIDEを起動します。

 

ファイル→環境設定→追加のボードマネージャーのURLに下記URLを貼り付けます。

http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json

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ツール→マイコンボード→ボードマネージャーを選択します。

"esp8266"と検索し、項目を選択してインストールします。

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ツール→マイコンボード→Generic ESP8266 Moduleを選択し、下記のように設定します。

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これでIDEの設定が完了しました。

 

書き込み

Wio Nodeのボード上に付いている赤色LEDは15番pinで制御することができるため、書き込みが成功したか確認するために15番pinをOUTPUTに設定してLチカのプログラムを書きます。

 

次に、プログラムを書き込む前にWioNodeを書き込みモードに設定します。下記の手順で書き込みモードへと移行します。

  1. Funcボタンを押したままにする
  2. RSTボタンを押す
  3. ボード上の赤と青のLEDが消えたらRSTボタンを離す
  4. Funcボタンを離す

書き込みモードへと移行するとボード上の赤と青のLEDが消灯します。新しくプログラムを書き込むときも書き込みモードに設定する必要があります。

 

Wio Nodeにプログラムを書き込みます。

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warning: espcomm_sync failed
error: espcomm_open failed
error: espcomm_open failed

上記のようなエラーが発生する場合、配線が間違っている可能性があります。再度確認してからやり直してください。

 

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ボード上の赤色LEDが点滅すれば書き込み成功です!お疲れさまでした。